純金価格はどのように決まり、どこで知るの?
田中貴金属・徳力本店・三菱マテリアル調べとして、
毎朝新聞に金価格が掲載されています。
ご注意ください、これは、前日の価格です。
当日価格は、ホームページ・テレホンサービス等で、当日の価格を知ることが必要です。
金の価格は、毎日変化しています。
モノの値段は、需要と供給の関係で決まりますが、金は少し複雑です。
株式市場における株価は投資目的で上下しますよね。
金は、宝飾用や、精密工業用の原材料としての役目もあります。
金の供給量は、海外の輸入・鉱山会社が採掘量を増やしたり、
中古金スクラップの流通の増減により決まります。
買い取り業者に買い取られた金は、精製、溶解、加工されて、地金バーになり、
最終的には現物市場で取引されていきます。
金の需要の方は、投資目的と、製造に使う目的の二重構造になっています。
金の取引市場には、現物の金を買い付ける「現物市場」と「先物市場」があります。
以下は、私たちが実際に純金バーを手にとれる、現物市場のお話に、限定させていただきます。
海外で金相場は、米ドル価格で取引され、
貴金属特有のトロイオンス(1トロイオンス=約31.1035グラム)という重量単位
国内の純金小売価格を算出する場合、
まず米ドル価格を1グラムあたりの円建て価格に換算
この価格に取扱会社の諸費用を加算して消費税を上乗せして、計算します。
たとえば、海外相場が、1,500ドル/1オンス、為替が、110円/1ドルの場合、
海外相場 | ÷ トロイオンス | X 為替 | + 経費 | 消費税計算 |
1,500ドル/toz | ÷ 31.1035 | X110円/ドル | +諸経費 | x1.1 |
海外の相場と、為替相場 両方の影響を受けるということです。
海外の金相場が高騰しているのに、円高で、価格が上がらないということもよくあります。
諸経費は、取り扱い会社の経費(製錬費用・輸送その他の費用など)、
需要供給によりかわります。
金の取り引きは、為替市場と同じように、世界の時差を追って
各国・各市場に継がれ、休まず、動いていきます。
世界の主な金取引所がある都市・取引量の多い都市
シドニー、東京、香港、シンガポール、チューリッヒ、パリ、ロンドン、ニューヨーク
(金地金協会ホームページより)
時差の関係があり各都市の取り引きは同時間ではありませんが、
24時間、世界のどこかの都市で、金が取り引きされているんですね。
現物の金価格の指標とされているのがロンドン市場での価格です。
ここでは毎日午前と午後の2回、5大貴金属商により値決めが行われ、
その価格を基準として世界各国で取り引き。
金価格は、世界中の金市場をまたぎ、取引されます。
金価格は1日中同じ価格とは限らない。価格が変更することもある。
金市場におけるドル建て金相場、為替相場は24時間 動いていますから、
朝の価格決定時と相場状況が大きく変わった場合には、
決めた価格を変更することもあります。
金取引業者はたくさんあります。
金を私たちが、お店から買うときは、消費税がかかります。
各地金メーカーで、本日店頭小売価格という表示に、税込み価格が表示されています。
- 税込み小売価格 6,628円・・これは消費税込みの価格 税抜き価格は、6,026円
私たちが、金を売るときは、消費税が戻ります。
- 税込み買取価格 6,536円・・消費税込みの価格 税抜き価格は 5,942円
ちょっとわかりにくいですが、純金の小売価格と、買取価格の差は、上の価格でも、
1gあたり、100円未満なんですね。
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